このプロジェクトが発足したのが点灯式の約4週間前、
イルミネーションの足場作りに着手したのが2週間前、
「萱浜イルミネーション/天国へのメッセージ」prj.は12/4の点灯を目指し、
最後の一週間は連日遅くまで、参加メンバーが交代で作業を続けました。
冷たい風が吹き荒む中での電飾の取り付けはちょっと辛かったけど、
みんなで和気あいあいと楽しかったです。
先日の日曜日は最後の仕上げ。
午前中は人が飛ばされそうな強風により、何度か作業を中断。
しかし、午後からは風も収まり、急ピッチで進みました。
そして日が暮れた17時過ぎ、今回のプロジェクトの発起人で、
皆が敬愛するリーダーでもある上野敬幸君が挨拶に立ちました。
「自分は今まで父親にも母親にも『ありがとう』なんて言ったことがありませんでした。
そのことをとても悔やんでます。でも、今日皆さんのお陰で、天国にいる両親にやっと
『ありがとう』と言うことができました。」
途中、言葉を詰まらせながらも素晴らしい挨拶でした。
『みんながわらいあえるところにします』
これは津波で家族、友人らを失った人達が故郷の再生を誓うメッセージです。
そしていよいよ点灯。
みんなで作ったイルミネーションと光のメッセージ。
都会で見るようなお洒落なイルミネーションではないかもしれない..
文字もプロの電飾屋さんが作ればもっと上手くできたことでしょう。
だけど、いろいろなメッセージが含まれた、世界でたったひとつのイルミネーション。
作ったみんなの気持ちが籠ってます。みんなの誇りです。
自分もこのプロジェクトに参加できたことを光栄に思います。
LEDを送って下さった全国の皆様、
製作に関わったメンバーのみんな、
差入れや炊き出しをしてくれた心優しい人達、
ありがとう
萱浜から南相馬市へ、福島県へ、日本へ、世界へ..
ありがとう