2011年8月27日 南相馬市原町区萱浜にて(撮影:藤田修弘) |
一ヶ月前の今日、
南相馬市原町区萱浜/雫地区に於いて、鎮魂と慰霊の花火を打ち上げました。
8月27日18時46分 今回の花火の発起人である上野敬幸氏の挨拶の後、
同地区で津波の犠牲になられた方のお名前を読み上げ、そして黙祷。
19時ちょうど、最初の花火が上がりました。
よくある花火大会のような歓声やざわめきは一切ありません。
その場に居た誰もが泣いていたと思います。
自分も最初の一発目から涙が止まりませんでした。
(お名前の読み上げの時から泣いていた方もいらっしゃいました)
花火の数は犠牲になられた方の数と同数の138発。
花火に向かって手を合わせている方が何人もおられました。
半ばと最後にスターマイン(連発花火)が2回。
一つは今回の花火を請け負って下さった糸井加工さん(福島県須賀川市)から寄贈されたものです。
7月末、糸井社長を初めて萱浜にお連れした時に、申し入れて下さいました。
私たちの想いと萱浜の惨状を見て、寄贈を即断して下さったものと思います。
もうひとつ、
当初は予定に無かったのですが、皆様から募ったお金が募集金額を多少超過してしまったため、
追加で上げることにしました。
最初はどれくらいの金額が集まるか不安だったのですが、お陰様で十分な額のお金が集まりました。
資金の提供をして下さった方、並びに資金集めにご協力下さった方々に改めてお礼を申し上げます。
138発の花火が鎮魂と慰霊とすると、こちらは希望と再生のために花火です。
花火の打ち上げ時間は30分にも満たない短いものでした。
しかし、生まれてからこんなにも感動した花火はありません。
最後に..
地元の方が掛けて下さった印象的な言葉を紹介したいと思います。
「3/11以来、初めて泣きました。ありがとうございました。」
0 件のコメント:
コメントを投稿